クォーテーション日本語の

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ピティグリリ (1893〜1975)

ところで、貞操帯と聞いて私が思い浮かべるのは、この名ズバリの小説、イタリアはピティグリリ(1893〜1975)の

「貞操帯」1920 年作のこの小説、13 万部も売れて世界 23 各国訳され、我が国には和田顕太郎訳で昭和 6 年に出た。

性を描くのを恐れぬ果敢な作家として、日本でも世評を集めたこの男、ムッソリーニのファシズムに迎合したために、戦後にはアルゼンチンに逃亡して、何を思ったか、今度はカトリック作家に転じて道徳臭の強い作品を書いたと言うから、参っちゃうね.私が好きなイタリアの作家に「目とかがり火」を書いた、パヴェーゼがいるが、このパヴェーゼが政治犯として流刑地から戻ったとき、このピティグリリが秘密監視役をしてたと言うから益々もって卑怯な奴だ。

ピティグリリはともかく、貞操帯をはめられる女性側の男性に対する反撃はないのか?...で思い出したことがある。やました としあき、貞操帯の文化史、2010。